整形外科治療例一覧

整形外科治療例一覧

1、抱っこから落とし、前足を挙げている

動物

犬(トイプードルmix)9か月齢

検査

飼い主様が抱っこしていた時に落下し、左前足を挙げているということでご来院されました。来院時は、左前足をつけない状態で、触ると痛みが認められました。レントゲン撮影を行い、左前足の骨折が判明しました。

診断

橈尺骨骨折

  • 初診時のレントゲン写真

    初診時のレントゲン写真

  • 術後半年のレントゲン写真

    術後半年のレントゲン写真

治療、経過

骨折により前足をつけない状態のため、骨折の治療としてプレートで固定する手術を翌日に行いました。数日間は痛み止めを使用し安静のため入院しました。
退院時には前足の痛みはなくなり、足を挙げることもなくなりました。術後次第に骨折の治癒が進み、半年後のレントゲンでは骨折部位がわからないほどになりました。現在も定期検診を続けていますが、術後合併症もなく、お散歩もしっかりできています。

2、抱っこから落とし、後ろ足を痛がって着地できない

動物

チワワ 5ヶ月齢

検査

左の後ろ足は挙上した状態で、負重はできない状況でした。レントゲン撮影では左の大腿骨(太ももの骨)の端の方が骨折していました。

診断

左大腿骨骨幹部遠位骨折

  • 左大腿骨骨幹部遠位骨折
  • 左大腿骨骨幹部遠位骨折
  • 左大腿骨骨幹部遠位骨折
  • 左大腿骨骨幹部遠位骨折

治療、経過

骨の折れた部位が端っこの方だったため、ピンニングにより整復手術を行いました。自宅でケージレスト(安静)を実施していただき、骨が癒合した(つながった)時点で、ピンは再度麻酔をかけて抜去しました。術後の歩行は良好で、治療は終了としています。

3、2週間前から左後ろ足を挙げている

動物

トイプードル 10歳

検査

他の病院で痛み止めを処方されたが良くならないとのことでご来院されました。
レントゲン撮影と触診にて前十字靭帯断裂と膝蓋骨脱臼が判明しました。

診断

左前十字靭帯断裂
左膝蓋骨内方脱臼

  • 左前十字靭帯断裂・ 左膝蓋骨内方脱臼

    右膝(正常)

  • 左膝(下の骨が前に滑ってしまう)

    左膝(下の骨が前に滑ってしまう)

治療、経過

前十字靭帯断裂により、歩くときに下の骨(脛骨)が前に滑ってしまい、足を挙げてしまっていました。また痛みもありました。
膝蓋骨脱臼と併せて手術を行い、数日間入院後、自宅安静としました。術後次第に足をつけるようになり、術後2か月では筋肉量も回復し歩行は良好となりました。現在も経過観察を継続していますが、お散歩もしっかりできています。

エコーの様子
トリミングの様子
病院の外観
スタッフ写真
トリミングルーム
待合室
獣医師
獣医師
お手入れ
調剤